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2006年09月12日

奈良・「松月堂」

奈良・大宇陀の和菓子屋さん
「松月堂」の銘菓“きみごろも”
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大阪からなら電車とバスを乗り継いで2時間ほどの所、地図でいうと奈良県の
ちょうど真ん中あたりにある山に囲まれた大宇陀というという町です。
古くは飛鳥時代から宮廷の狩猟場、狩りをする場所だったところで
同時に薬草を採取する薬猟の地としても栄えて、中世から近世にかけては
宇陀・吉野地方の政治、経済、文化の中心地として栄えた城下町でもありました。
その面影が、今も町のあちこちに残っていて、重厚な作りの町屋とか、
格子戸や白壁の商家、酒蔵や、 
“薬”と書かれた古い看板などもあちこちに見られました。
また、明治時代以降に建てられた洋館造りもいくつか残っていましたよ。
国の重要文化財に指定されている建物なども多く残ってはいるんですが、
観光客のために大げさに町並みを飾ることもなく、そこに暮らす人たちの生活が今も
しっかりと息づいているとっても素敵な町なんです。
そして、この大宇陀で明治時代から代々続いているという老舗の和菓子屋さん
「松月堂」さんにあったんです!これぞ奈良名物!といえる
90年も作り続けられていて、今も人気のお菓子、名前は“きみごろも”っていいます。
(1個105円)
中は真っ白のふわふわのメレンゲなんです。
口の中で淡雪のようにはかなく消えていってしまいます。
卵のまろやかな風味の後に、ハチミツの甘さがす〜っと溶けていきます。
とっても上品な甘さで、和菓子と洋菓子のちょうど中間のような味わいなんですよ。
(大塚由美)

見た目は厚揚げ豆腐のような、上品な卵焼きのような、プチケーキのような・・・
和菓子屋さんに置いてあるにしては、不思議な感じのするお菓子。
でもこんなはいからなお菓子が、90年も前からあったっていうのがわたしも
不思議で、いまは3代目となってらっしゃる“松月堂”のご主人、
堀井義之さんにお話、うかがってきたんですが、、、
よしゆきさんのおじいさまになる初代のご主人が、明治時代にこのきみごろもを
売り出したころは、やっぱりかなりハイカラなお菓子として、
もてはやされたそうです。

作り方は90年たった今も全く変わらず受け継がれていて、まず大切なのは、
新鮮な卵だそうです。大宇陀の地鶏が産んだ新鮮な朝取り卵を使って、
黄身と白身をわけて、やわらかい泡を作るために
卵白は丁寧に手作業で泡立てるそうです。
そこに砂糖とハチミツ、寒天をプラスして型に入れてカットして、卵黄で衣付けを
してから、6面すべてに焼き色を付けていくんだそうです。
淡雪のようなふわふわのメレンゲをお菓子にするなんて、大変な苦労があったと
思いますし、初代のおじいさまのモダンな発想にも感心してしまいます。

90年たったいまも人気のこの“きみごろも”。
一つ一つ手作業で作るために、時には半日で売り切れちゃうこともあるそうです。
電話で予約をしておく方がよさそうですね。
なお、全国発送もしていただけるそうなんですが、関西にお住まいの方なら是非、
大宇陀の町並みの風情も楽しみながらそのお土産にこの「きみごろも」。
街ごと気に入ってしまった大塚は、こちらをお勧めします。
kore060912kimigoromotown.jpg ほんとにすてきな街でした

データ・・・銘菓“きみごろも”の「松月堂」さんは、奈良・大宇陀の和菓子屋さんです。
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大宇陀のまちへは、大阪からなら
近鉄上本町駅から近鉄大阪線に乗って「榛原駅(はいばら)」で降りてください。
そこから奈良交通バスの3番乗り場から「大宇陀」行きに乗って、
「大宇陀高校」というバス停で降りてください。そこから歩いて5分ほどです。
営業時間 午前8時〜午後6時。水曜日はお休みです。
電話 0745−83−0114
奈良県宇陀市大宇陀区上新1938-1
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カテゴリー: CAFE・SWEETS, もぐもぐ, 奈良