FM大阪 施設案内                                                                   

 

06.DAW

 

DAW

 

ここではDAWの詳細機能を説明します。FM 大阪ではこのDAWを中心に番組が作られています。

 

 

1)オンエアフォーマットマネージャー

EDPSで作成された編成データを基にオンエアフォーマットを作成し、CDライブラリー情報と音源、事前に録音・登録したスタジオ素材と呼ばれる素材音源等とリンクし、番組制作と直結することで制作業務の簡素化と負荷の軽減をしています。

そして、素材送出履歴の入った録音済あるいは生放送済オンエアフォーマットから電子キューシートを自動作成します。また、JASRAC(日本音楽著作権協会)への使用楽曲情報提出時の詳細情報、ネット番組情報を付加することで各種提出書類を作成することが出来ます。

社外制作の場合はExcelなどで作られたファイル(社外制作時の電子キューシート等)の取り込み・読み出し機能を有し、外部データからオンエアフォーマットへの取り込みが出来ます。

応用機能として波形編集ツールに直接オンエアフォーマットを展開させ、フォーマット情報に基づきノンリニア完パケ作業も可能です。

 

 


 

()オンエアフォーマット画面

 

 


 

()波形編集画面

 

2)オンエアフォーマットプレーヤー

オンエアフォーマットプレーヤーとは「オンエアフォーマットマネージャー」で作成されたオンエアフォーマット情報を基に、必要な素材をダウンロードし、素材送出するリストプレーヤーです。

リアルタイムで本線4系統、モニター1系統の同時再生が可能で、調整卓のフェーダー情報(フェーダーUPし、ONLINEしているCDプレーヤ等の周辺機器情報)をシリアルデータで通信し、スタート時間をオンエアフォーマット上に自動入力します。

また番組のスタート信号(BC$STANDBYまたはBC$START)CM差し替え信号QA(BC$CM)、番組の終了時のEND信号QBBC$END)等を必BWF-JフォーマットのCuePoint-Chunkを入力します。キーボードでの入力も可能です。

 

BC$信号とはBWF-Jで規定されている、各種制御信号のことで、ファイルに埋め込まれた形で信号を設定でき、これを使用することで各種制御ができるものです。

 

 


()オンエアフォーマットプレーヤー画面

 

 

3)マルチレコーダー

マルチレコーダーは各種素材及び番組の録音を目的としたツールです。

有音検知機能による録音開始、無音検知による録音停止、必要な音源部分だけを切り出し、波形編集、再生時の自動頭出し等が可能です。

波形編集への展開やBWF-Jの情報等を閲覧出来るビューアー機能も持ち合わせています。

 


()マルチレコーダー画面

 

4)波形編集

マルチレコーダーの機能の1つに波形編集があります。波形編集はスタジオやモニターデスク等で出来ますが、社外でも編集可能なように汎用ソフトを採用しています。

ファイル形式は16ビット、48KHzサンプリング、非圧縮のWaveファイルです。

 

5)シンプルプレーヤー(ポン出し)

シンプルプレーヤーは生番組、録音番組中の素材(効果音、BGMJINGLE等)の簡易再生機能を備えたツールで、マウスだけでなく画面インターフェイスにあわせた専用のパッドコントローラを用いてリモート操作ができます。

シンプルプレーヤーは、1シート20素材セル、10シート1グループで構成され、1グループ最大200素材セル登録でき、シートをまたいだ運用が出来ます。機能としては複数素材セルのMIX再生、ループ再生、後押し優先再生等の機能があります。

また、シンプルプレーヤーを2面立ち上げDAW4出力の内、2出力をシンプルプレーヤーに割り当てる運用も可能です。

 


()シンプルプレーヤー

 

 

6DAWのファイルフォーマット

DAWの番組等のファイルフォーマットはBWF-Jフォーマットとし、CuePoint-Chunk等を用いています。これらの実運用はFM大阪が世間に先駆けて行いました。

 

7CDマネージャー

CDマネージャーは棚管理/音楽素材管理システムの代表的なものでCDライブラリー管理、シンプルプレーヤー及びオンエアフォーマットプレーヤーで使用する音源素材等を一元管理するデーターベース管理です。

 

8)その他機能(放送サポートシステム)

ABMシステムのサポート機能として以下の5つがあります。

・裏録機能

・同録機能

・番組登録状況監視機能

・簡易DAF機能

・営業同録支援機能

 

・裏録機能

裏録機能はJFNからのネットラインで送られてきた番組、CM素材など事前に録音したり、中継マトリックス(スイッチャーのようなものです)の出力を録音したりする機能です。録音ラインは音源録音としては3系統、音源ファイルの取り込み1系統の4系統あります。録音方法としてはスケジューラーによる予約録音と手動で行う手動録音があります。信頼性と安全性を確保するため、完全独立2重化方式を採用しています。

 

・同録機能

同録には営業同録と法定同録の2種類があり、営業同録はMP3形式のファイルを使用し、ステレオでFM放送と同等の音質で3ヶ月分ストックしています。

法定同録もMP3形式のファイルで、モノラルで音声帯域4kHzまでの音質で1年間ストックします。営業同録支援機能として、EDPSからの運行データとAPSDAFそしてDAWからの素材送出結果データを元に番組、CMイベントと音声ファイルを関連付けしています。信頼性と安全性を確保するため、裏録機能と同様、完全独立2重化方式を採用しています。

 

・営業同録支援機能

同録音声データベースをイントラネット上に展開し、関係部門への放送確認書以前での確認を可能にしています。

 

・登録状況監視機能

登録状況監視機能とはDAW端末をDAFへの登録端末として使用しているため、DAWのサーバと同様、DAFのサーバへの登録状況、ディスク容量管理、DAWからDAFへの転送状況、DAFからDAWへのアンサーなど管理しています。

DAFへの番組登録状況はオンエア表で一見してわかるようにしています。

 

・簡易DAF機能

簡易DAF機能とはDAWのオンエアフォーマットプレーヤーを使用して番組をプレイリスト順にAPS制御で送出する機能で、DAFのバックアップとして利用しています。

 

 

施設案内

01.          建物・ロビー

02.          スタジオエリア

03.          スタジオの音響

04.          放送システムの基本設計

05.          ABMシステム

06.          DAW

07.          DAWを使った制作

08.          APS・マスター設備

09.          DAFシステム

10.          スタジオの機

11.          その他システム

12.          送信所・中継局

13.          電源設備

14.          空調・消火設備

15.          終わりに

 

TOP

FMOSAKA