13.電源設備

電源設備の概要

電源は敷地内に設置した関西電力の中継開閉所より3φ3W 6,600Vを1回線で受電し、1階電気室で「なんばHatch」、テナント用系統とFM 大阪系に分岐し、屋上階のFM 大阪専用電気室に供給されます。
この電気室には3φ3W 6,600Vを一般電源系と放送系に分岐し、各々の変圧器に導かれ210Vの動力と105Vの低圧に降圧されます。
放送系の幹線は3系統あり、1系、2系は3φ3W 6,600Vを各々3φ3W 210Vに変圧し、有電圧優先切換機により選択された系よりCVCFに入力されます。
1系、2系共に停電するとFM 大阪専用の3φ3W 210V、390kVAの自家発電機から電源が供給されます。
また、3系は保安動力(210V)また保安低圧(105V)と称し、停電時にはやはり自家発電機から電源が供給され、スタジオエリアの主要部分の空調設備、セキュリティー設備、火報システム及び自動消火設備等に供給されています。

CVCF

CVCFとは定電圧・定周波数の電源装置のことで、一般には、無停電電源装置と言われ、停電などで困る設備に設置されています。
FM 大阪のCVCFは、容量210kVAの完全2台並列運転方式を採用し、信頼性と安全性を高めています。 出力電圧はCVCFの最終段に210Vを105Vにする出力変圧器が挿入され、3φ4W105Vで負荷に供給します。そのためノイズの混入・発生を防ぐため、アースの取り方、トランスの型式、出力フィルターの挿入、使用電線の種類、3相であるがための負荷バランス等数々の検討と対策を行っています。
2台のCVCFが共に異常状態になると無瞬断で直送バイパス運転に切換わります。
また、昼間メンテナンスが出来るように保守用バイパス回路を設けCVCFを完全に切り離せるようにしています。
商用電源が停電した場合、自家発電機の電圧確立は大変早く、停電して自家発電機負荷に切り替わるまでの時間は12〜13秒です。
その間、蓄電池盤からの出力でCVCFを運転します。蓄電池供給時間は定格負荷で10分です。
CVCFは2台のCVCF盤(コンバータ回路、インバータ回路、波形補正回路、制御回路)、出力切換盤(CVCF送電−バイパス送電切換回路、電流平衡回路、制御回路)、入力分岐盤(入力MCB回路)、出力分岐盤(交流負荷分岐回路、出力変圧器、ノイズフィルター)、保守バイパス盤(保守用バイパス回路、保守バイパス出力変圧器)、直流分岐盤(直流分岐回路)、蓄電池盤(MSE300 264セル)から構成されています。
 

(写真) CVCF(左列)、低圧盤(右列)

自家発電機

停電時のバックアップとして、ディーゼルエンジンの自家発電機を持っています。
自家発電機は容量390kVAで、放送3系統の低圧盤からの停電指示で自家発電機に起動命令が発せられ、瞬時に起動し、電圧確立を速やかに行えます。
電圧確立まで7秒の低騒音自家発電機です。
 

(写真) 自家発電機