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7/19(水)FLAP ENT:親心わかりますか?

映画「胡同(フートン)のひまわり」を紹介します!

「こころの湯」が世界中の映画祭で絶賛された、中国のニュージェネレーションを代表する実力派監督チャン・ヤンの最新作。
舞台になっているのは、今、世界で最も速いスピードで進化しつづける都市、北京。オリンピックに向けて急ピッチで開発が進む北京で、昔ながらのたたずまいを残す胡同は、日々壊され、姿を消そうとしています。そんな街の様子も収められた貴重な作品です。
                                                  
《ストーリー》
1967年北京。チャン一家にひとり息子が生まれる。
一家が住む胡同の自宅の中庭で育っていたヒマワリにちなんで、"太陽に向かって力強く育つ"という意味で、向陽(シャンヤン)と名前がつけられました。
9才になった主人公のシャンヤン(チャン・ファン)は、近所の子供たちと外で遊びまわり、自由な日々を満喫していましたが、父親のガンニャン(スン・ハイイン)が、6年ぶりに家に戻ってくると、父親は遊んでばかりのシャンヤンを厳しく叱りつけ、自分が果たせなかった画家になる夢を息子に託そうと絵の勉強をさせます。シャンヤンは、自分から自由を奪おうとする父親に抵抗し続けます。

87年、19歳のシャンヤン(ガオ・グー)はアーティストとして成長していました。彼が熱心にスケッチをしていたのは、赤い帽子をかぶってスケートをする美しい女性ユー・ホン(チャン・ユエ)の姿。初恋に胸をときめかせながら、将来の進路を決めることになります。

99年には32才となり、画家として展覧会を控えたシャンヤンでしたが、妻の妊娠や両親の離婚騒動など、新たな問題に心を痛めます。

30年間、シャンヤンが目を、心を閉ざし、気付こうとしなかった父親の秘めた想いとは?
文化大革命、大地震、新しい経済政策などを経て、急速に変わりつつある近代中国で生きる人々の鼓動と感情がリアルに伝わってきます。

厳しい父とその息子の親子の絆が、最後は見る人を温かい涙で包んでくれる感動作!子育てをしたことがない人も、教育について考えさせられると思います。また、子育てを経験した方にもぜひ観ていただきたい作品です。
      

「胡同(フートン)のひまわり」は、OS名画座で現在公開中です。