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7/4(火)OKINAWAN BREEZE:長寿の秘訣は??

沖縄では、食事は心と体を健やかに保つ役割を持つという考え方から、
「食はヌチグスイ(=命の薬)」と言われてきました。

伝統的な沖縄料理には、中国の「医食同源」の考え方が食生活に取り入れられていて、「健康長寿食」と評価されています。

たとえば、沖縄料理によく用いられる豚肉は、ゆでたり、煮込んだりする事で、余分な脂肪を落とし、カロリーを抑えながら、良質の動物性たんぱく質を摂取できます。
その代表的な料理、「テビチ(豚足)」は、ゆっくりと長時間煮込まれて、食べやすいゼラチン状になったコラーゲンには、骨粗鬆症や関節炎、そして、お肌にも良いというのは有名な話ですよね。

モチモチの食感がたまらない島豆腐は、海水から採る天然のニガリが使われていて、原料の大豆には植物性たんぱく質、脂肪酸、ビタミン、ミネラルが豊富です。
野菜類でも、ビタミンCが豊富なゴーヤー、ポリフェノール含有量が高いフーチバー(よもぎ)、たんぱく質を分解するパパイン酵素を含んだ青パパイヤなどがよく使われ、コンブ、ヒジキ、モズクなどのミネラル豊富な海草類も、汁物、酢の物などにされ、沖縄料理には欠かせない食材です。

果物でも、シークワァーサーには、血糖値や血圧を抑制するといわれているノビレチンが豊富に含まれていて、アセロラには、レモン果汁の34倍ものビタミンCが含まれています。

このように、沖縄の食材には、良質の栄養をたっぷり含んだものが数多くあります。これらを煮込んだり炒めたりして、日常的に食べてきたことが、沖縄の長寿をささえてきた一因になっているといわれています。