【2024年度】SDDプロジェクト×大阪芸術大学
芸術計画学科 イベントプロデュース体験プログラム

SDDパートナーである大阪芸術大学は、あらゆる芸術領域を網羅した15学科編成の総合芸術大学。
その中でも「アートプロデュース」「イベントプロデュース」と、未来のプロデューサーの育成に特化した研究分野をもつ大阪芸術大学 芸術計画学科では、〈実践的な学び〉を大切にしており、学生たちは1年を通して、学外・学内を問わず、さまざまなイベントやプロジェクトに参加し、プロデュースに求められる発想力と実践力を磨いています。

そんな芸術計画学科の学生たちが過去5回、SDDプロジェクトの1年間の活動の集大成となるライブ「LIVE SDD」にスタッフとして参加してきました。
今回は「撮影・収録」「プレス・音源」「書道コンクール」「WEBレポート・来場者インタビュー」「関係者受付・ライブレポート」の5チームに分かれ、1万人が集まる会場の熱気とアーティストたちの熱意を肌で感じながら、“飲酒運転撲滅”という共通の想いを胸に、現場に臨みました。こちらでは「LIVE SDD 2025」当日、作業に携わった学生スタッフのインタビュー記事と来場者インタビュー記事、そしてライブレポートを紹介します。

また、今年度もSDDプロジェクトをPRするポスター・フライヤーを、大阪芸術大学 デザイン学科の学生がデザイン。デザインを担当した学生の「LIVE SDD 2025」を観て感じた想いも、あわせて紹介します。

学生スタッフインタビュー

WEBレポート・来場者インタビューチーム
芸術計画学科3年生 宮崎沙羽(学生スタッフリーダー)

私は、各チームの活動内容の記録や来場者へのインタビューを行う、WEBレポート・来場者インタビューチームとして参加させていただきました。参加のきっかけは、イベントの裏側を近くで見てみたいと思ったことです。リハーサルやバックヤードの見学を通して、現場の緊張感や一体感を肌で感じ、多くの人の協力のもとにイベントが成り立っていることを実感しました。また、来場者の方に飲酒運転に対する意識や思いを聞くことで、飲酒運転のリスクを再認識し、私自身の考えも改めるきっかけになりました。

来場者インタビューの様子

関係者受付・ライブレポートチーム
芸術計画学科2年生 東野美玖

私は今回、関係者の受付への誘導とライブレポートの作成を行いました。参加した理由は、大きなイベントの裏側を直接見たり聞いたりして知りたいと思ったからです。FM大阪の方々と一緒にお客さんの事を考え、試行錯誤することは、難しい分楽しかったです。私たちの意見も組み込んでくれたことが特に嬉しかったです。普段できない体験をして、貴重な経験になりました。また、SDDに関わる人達の飲酒運転撲滅への一体感を感じました。こんなに飲酒運転撲滅を思う人がいるのに、飲酒運転が無くならないのが悔しいので、この気持ちを多くの人に伝えていきたいと思います。

作業内容の説明を受ける関係者受付・ライブレポートチーム

撮影・収録チーム
芸術計画学科3年生 江島美空

私は、ステージで上映する映像収録の際、アーティストの方が読みやすいようにメッセージボードを持ったり、撮影で使用するボードを渡すなどの仕事をしました。元々イベント関係のお仕事に興味があり、イベントの裏側を知りたくて参加しました。実際にアーティストの方々と関わり緊張しましたが、プロのスタッフの方はその動揺を見せない事に驚きました。また、飲酒運転に対するアーティストの思いを間近で感じることが出来ました。そこで、少しの気の緩みが大きな事故に繋がると思い、自分も相手も人生が変わらないように、自分から気をつけてみよう、と思いました。

メッセージボードを持つ撮影・収録チーム

書道コンクールチーム
芸術計画学科3年生 谷川優依

私は今回、書道パフォーマンスのお手伝いをしました。ステージ用の大きな半紙を切ったり、書き終わった半紙を取り換えたり、パフォーマンスに必要な道具を運んだり、子どもたちとコミュニケーションを取ったりしました。参加の理由は、就職活動に役立つと思ったことと、イベントに興味があったからです。1つのイベントにかかるエネルギーと時間を肌で感じ、とてもいい経験になりました。また、終了後にやり切った!という感情が湧き、全身全霊で取り組めたと思います。本番のステージで大胆にパフォーマンスしている子どもたちの姿を見て、とても感動しました。何ものにも代えがたい貴重な経験ができたと思います。

リハーサルを見守る書道コンクールチーム

完成した書道作品と書道コンクールチーム

プレス・音源チーム
芸術計画学科3年生 長尾優花

今回私は、プレス・音源チームとして、関係者の方の案内や、オフィシャル写真の確認作業の補助に参加させていただきました。参加しようと思ったのは、イベントの裏側でスタッフの方々のお仕事を見たり、体験したりしたいと思ったからです。アルバイトでは出来ない経験で、多くの人が連携してイベントを作っていく大切さを学びました。LIVE SDDは毎年開催されており、音楽を通して飲酒運転について多くの人が考える機会になっていると思います。飲酒運転の事故をゼロにするために、私も飲酒運転の危険性を発信していきたいです。

ライブ音源のデータを楽屋までもっていく様子

学生スタッフの集合写真

来場者インタビュー

「WEBレポート・来場者インタビューチーム」が、LIVE SDD 2025当日に来場者へインタビュー!
インタビューの模様は【こちら】から!

ライブレポート

「関係者受付・ライブレポートチーム」が、LIVE SDD 2025の模様をレポート!
レポートの詳細は【こちら】から!

デザイン学科 学生インタビュー

2024年度もデザイン学科の学生さんが「SDDプロジェクトを広めるために」をテーマに、ポスターとフライヤーのデザインを制作しました。デザインが選ばれた学生さんは、LIVE SDD 2025に参加。ライブをみた感想が届きました。

大阪芸術大学 デザイン学科3年生 岡部百華

今回「LIVE SDD 2025」に参加させていただいて、さらに飲酒運転撲滅への意識が高まりました。SDDプロジェクトが始まったきっかけは、小さな子どもの命が飲酒運転により奪われてしまったことですが、本当に子どもの未来を大人の間違いで奪ってはいけません。
書道コンクールでの中学生の作品を見て、「飲酒運転をしてはいけない」という子どもにも分かる簡単なことを、決して当事者である大人が判断を誤ってしまってはいけないと感じました。こういったライブイベントで、アーティストの曲を楽しみながら、ひとりでも多くの方に飲酒運転の危険性について知ってもらい、ひとりひとりの運転への意識が高まってほしいです。

会場ロビーに展示されたポスター

フライヤーとしても配布されました。

※学年は2025年3月現在のものです。