fm osaka LOVE FLAP

１９７８年に中国で初めて、外国映画が上映されました。
その映画が日本映画の高倉健主演作品だったので、
中国では最も親しまれている日本人の一人になった高倉健
その映画を当時見ていたのが、青年チャン・イーモウ。
そして今から15年前、北京で2人は出会い、
「いつか映画を撮りたい」と言う願いを2人は持つようになります。
今回、その夢が実現 されたのです。

●ストーリーは・・・
漁師の高田（高倉健）の元に、
東京で民俗学を研究している息子が重病だとの知らせが届きます。
でもこの親子、長年に渡る確執があったため、
見舞いにきた父親に、息子は面会を拒みます。

そんな中、息子の嫁が一本のビデオを高田に渡すんです。
そこには、息子が中国の奥地の民俗舞踊を研究、紹介する姿が映っていました。
そして、息子が、舞踊家　李加民（リー・ジャーミン）に、
来年再び訪れて、仮面劇「単騎、千里を走る」を見せてもらう約束をしていたんです。
今となっては、果たされぬ約束・・・・。
　　　　　　
そこで高田は、息子の約束を自分が代わりに果たそうと、誰にも内緒で、
単身、中国に旅立つことを決心します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
高田の手がかりは「李加民/リー･ジャーミン）」と言う名前だけ。
しかも高田の道案内をする通訳は、
恐ろしく日本語が下手で、あてになりません。
次々と降りかかる難題。
果たして息子の約束を果たすことができるんでしょうか。

この映画の撮影に、たった一人で向かった高倉健。
中国人のキャストには、プロの人ではない人もいる中で、
自然体の健さんの演技は、涙ものです。

親と子との愛、人と人との愛など、
たくさんの素敵な愛が描かれています。
優しくなれる映画、ぜひご覧下さい！

今日ご紹介しました『単騎、千里を走る』は今週末28日から
●ナビオＴＯＨＯプレックス
●千日前ＯＳスバル座
●ＯＳ三劇
●ＴＯＨＯシネマズ二条　他で公開になります！